津軽産地交流 2022.9.21~23
2022/11/8
■1日目(9/21)
斉藤さんのりんごの果樹園にやってきました
思わず歓声があがる、圧巻のりんご畑!!
斉藤さんが20歳の時に、1本1本スコップで穴を掘り埋めたそうです。
斉藤さん:「粘土質の土壌のため、穴を掘るだけでも本当に大変な作業でした。」
農薬の代わりに「水」を使った農薬飛散(ドリフト)のデモンストレーション
想像以上の水の広がりに驚きが隠せません。あらためて「ドリフト対策」の難しさを目の当たりにしました。
色づき始めたりんご
この日は全国で秋に入ってから1番の寒さになりました。
夜温がぐっと下がると着色が促されるそうです。
ネオニコ学習会&津軽産直組合の生産者の皆様と意見交換
組合員さんの思いや学習会を通じて、「ネオニコフリーに取り組んでみたい」との嬉しいご意見もあがりました!!
■2日目(9/22)
収穫時期の田んぼです。この日は快晴で、広がる青空と一面の稲穂に心が洗われます。
秋元さんの有機水田の見学
有機栽培ならではの苦悩も…
秋元さん:『田んぼには、たくさんの生き物がいるため、 カモやサギなどがやってきます。害虫も食べてくれますが、 エサを探す際に土を掘り起こしてしまうため、 稲がダメになってしまうことがあるんです。』
広大な圃場で、秋元さんと鳥たちとの追いかけっこが毎日繰り広げられているそうです。
有機生産者との交流会
有機栽培に至るまでの道のりや苦悩・葛藤が語られます。
人と人とがつながり、コープ自然派につながっていったそうです。
『売り先があるから、有機農産物を作ることができる』
『売り先があるから、有機農産物を生産者の輪を広げることが出来た』
まさに、<生産者を買い支える>ですね。
消費者の組合員さんと交流ができ、生産者の皆様にも大変喜んでいただけました。
■3日目(9/23)
赤石さんのごぼうの圃場見学
この日はあいにくのお天気で、残念ながらトラクターでの収穫作業は見ることが出来ませんでした。 真っ黒なふかふかの土が美味しいごぼうを育てます。
雨による発育不良のごぼう
今年の夏は雨量が多く、ごぼうの生育にも影響が出ているそうです。
『生産者さんを支えるのにはどうしたら良いんだろうか』
組合員さんからは、そんな声もあがりました。
美味しく育ったごぼうの糖度は・・・
美味しく育ったごぼうの糖度は20にもなるそう。
ごぼうですよ! 果物じゃないんですよ!でも、糖度が20もあるんです!!
そんな美味しいごぼうの、 赤石さんのおススメの食べ方は 『一夜漬け』と『から揚げ』だそうです。
■最後に…
産地訪問直前に台風が来たこともあり、それぞれの生産者さんから台風被害についての声が上がりました。 収穫間際の作物がダメになってしまうことほど辛いものはないとのこと… 私たちが食べている農産物はあたり前にあるのではないのだと、産地を訪れることで改めて考えさせられました。 「いただきます」という言葉が自ずと出てきます。 『誰もが、有機農産物を食べることができる社会へ。』たくさんの方々の思いが聞けた産地訪問でした。